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京浜急行電鉄新1000形


全国鉄道図鑑

京浜急行電鉄新1000形(1041F)

▲ 京浜急行電鉄新1000形(1041F) 花月総持寺/2023.6.19

概要

2002年より製造が開始された形式。地下鉄直通に対応した3ドア車で、4・6・8両編成が製造されている。製造期間が長期にわたり、都度設計変更が行われたため、仕様が多岐にわたっている。

1〜5次車はアルミ製の全塗装車両で、2100形をベースに3ドア化した仕様となっている。車内はロングシート(車端部はクロスシート)。導入時はシーメンス社製のインバータ制御装置が採用されていた(更新工事実施時に国内製のものに換装)。4・8両編成が在籍。

6次車以降は軽量ステンレス車体を採用。インバータ制御装置も日本製となった。また、前面形状が変更された。

6〜14次車ではカラーリングが赤と白のフィルム貼り付けで行われたほか、車内もオールロングシートとなった。11次車からは6両編成も導入された。

15次車の4両編成は1800番台となり、先頭車前面の貫通扉を中央寄せとし、2編成連結して地下鉄直通用8両編成の代用ができるよう、仕様変更が行われた。また、カラーリングが従来塗装に近いデザインのカラーフィルム貼付となった。

16次車は15次車のカラーリングを6・8両編成でも採用。4両編成は15次車と同じ1800番台が製造された。

17次車からは16次車をベースに従来のカラーリングを全塗装する仕様となった。

20次車の4両編成は1800番台をベースにデュアルシートを採用した1890番台となり、「Le Ciel」の愛称を持つ。付番方法も編成単位で4桁の数字を割り当て、車両はハイフンで表記する方法に変更となった。

2次車の8連2本は2004年に羽田空港第2ターミナル開業記念塗装になっていた。また、2014年から1057FはKEIKYU YELLOW HAPPY TRAINとして黄色をベースとしたデザインとなっている。

掲載車両リスト

京浜急行電鉄新1000形(1〜5次車)
1〜5次車
京浜急行電鉄新1000形(6〜15次車)
6〜15次車
京浜急行電鉄新1000形(15・16次車/1800番台)
15・16次車
(1800番台)
京浜急行電鉄新1000形(16次車/6・8両編成)
16次車
(6・8両編成)
京浜急行電鉄新1000形(17〜19次車)
17〜19次車
京浜急行電鉄新1000形(羽田空港デザイン)
羽田空港デザイン
京浜急行電鉄新1000形(KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN)
YELLOW HAPPY TRAIN

次車区分一覧

次車車両番号仕様備考
車体 塗装 制御装置
(4・6/8両)
1次車 1001〜1024
1401〜1408
アルミ 全塗装 シーメンス
2次車 1025〜1040
1409〜1416
3次車 1041〜1056
1417〜1424
4次車 1057〜1064
1425〜1440
 
5次車 1065〜1072
1441〜1448
 
6次車 1073〜1080 ステンレス 赤白フィルム 東洋電機製造/
三菱電機
 
7次車 1081〜1096  
8次車 1097〜1120
1449〜1456
 
9次車 1457〜1488  
10次車 1121〜1144
1489〜1492
 
11次車 1145〜1152
1301〜1308
 
12次車 1153〜1160
1319〜1330
 
13次車 1161〜1168
1331〜1342
 
14次車 1343〜1360  
15次車 1361〜1372  
1801〜1808 従来塗装
フィルム
中央貫通扉先頭車
16次車 1809〜1812  
1177〜1192
1601〜1612
 
17次車 1613〜1624
1201〜1224
全塗装  
18次車 1625〜1666  
19次車 1667〜1672
1225〜1232
 
20次車 1891〜1892F 中央貫通扉先頭車
デュアルシート車