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横浜市交通局


全国鉄道図鑑

横浜市交通局1000形
▲ 横浜市交通局1000形 仲町台/2004.9.18

【運行エリア】

神奈川県横浜市ほか

【概要】

1921年に横浜市内で路面電車を運行していた横浜電気軌道を買収・公営化して「横浜市電気局」が成立。1923年9月に関東大震災により大規模な被害を受けるが、10月末までには大部分の路線が復旧している。また、1928年には震災復興事業として市営バスの運行を開始している。1945年5月の横浜大空襲でバス・市電とも大規模な被害を受けるが、7月には市電の7割の路線が復旧した。

1946年に現在の横浜市交通局へ改称。1958年ごろには市電の最盛期を迎える一方、将来的な地下高速鉄道の構想が生まれる。1959年にはトロリーバスの運行を開始。また、1966年に横浜市営地下鉄の建設が決定される。同年、赤字の増加に伴い交通局が「財政再建団体」に指定されたのを受け、モータリゼーションと自動車の軌道敷内通行による定時性低下が起きていた市電・トロリーバスが1972年に廃止された。

地下鉄は1〜4号線の4路線が計画され、初めに1号線の伊勢佐木長者町〜上大岡間が1972年12月に開業。その後、港北ニュータウン・戸塚方面に計画された1・3号線の大部分が建設され、1999年までにあざみ野〜湘南台間が開業する。一方、2号線(屏風浦〜横浜〜神奈川新町間)は京急線のバイパス線として計画されたものの、京急線自体の輸送力増強で計画中止に。また、3号線のうち尾上町(関内)〜山下町間は港湾関係者から工事に伴う渋滞で大きな影響を受ける懸念があると陳情書が提出され、運輸大臣の認可が下りずに着工ができなかった。その後、道路事情の改善後に建設することで合意したが、みなとみらい21線構想(東神奈川〜元町〜本牧町〜根岸)が提案されたことにより、並走区間となる同区間の建設計画は廃止された。また、4号線は横浜環状鉄道の一部として位置づけられ、そのうちの日吉〜中山間が2008年に開業している。なお、2008年の4号線開業時に、1・3号線が「ブルーライン」、4号線が「グリーンライン」の愛称を付けられ、路線案内・車両のカラーリングでも色分けを行っている。

なお、あざみ野〜新百合ヶ丘間の地下鉄延伸計画が行われており、2030年ごろの開業を見込んでいる。

【Webサイト】

横浜市交通局(https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/

【掲載車両リスト】

★地下鉄用車両(ブルーライン・グリーンライン)
横浜市交通局1000形
1000形
横浜市交通局2000形
2000形
横浜市交通局3000形
3000A形
横浜市交通局3000N形
3000N形
横浜市交通局3000R形
3000R形
横浜市交通局3000S形
3000S形
横浜市交通局3000V形
3000V形
横浜市交通局4000形
4000形
横浜市交通局10000形
10000形
     
★市電用車両
横浜市電500型
500型
横浜市電1000型
1000型
横浜市電1100型
1100型
横浜市電1150型
1150型
横浜市電1300型
1300型
横浜市電1500型
1500型
横浜市電1600型
1600型
横浜市電無蓋貨車1型
無蓋貨車1型