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東急電鉄


全国鉄道図鑑

東京急行電鉄5050系
▲ 東京急行電鉄5050系 祐天寺/2009.7.10

【運行エリア】

東京都渋谷区・世田谷区、神奈川県川崎市・横浜市ほか

【概要】

渋沢栄一が「田園都市」の開発を目的に設立した「田園都市株式会社」の鉄道部門を分離し、1922年に設立された目黒蒲田電鉄がルーツ。小林一三からの推挙で入社した五島慶太が陣頭指揮を執り、旧目蒲線に当たる目黒〜蒲田間を1923年に全通させ、1926年には東京横浜電鉄によって丸子多摩川(現・多摩川)〜神奈川間を開業、1927年には渋谷〜丸子多摩川間も開業させる。

その後、周辺の競合路線である「池上電気鉄道(現・池上線)」「玉川電気軌道(現・世田谷線と廃止された玉川線)を相次いで買収し合併。1939年には目黒蒲田電鉄と東京横浜電鉄が合併し、現在の路線網の基礎が出来上がる。

1938年以降、五島慶太が小田急電鉄、京浜電気鉄道の社長に就き、1942年には戦時統制の影響もうけ両者もを合併し、「東京急行電鉄」と改称。さらに、1944年には京王電気軌道も買収し合併し「大東急」と呼ばれる。そのほか、30社以上の会社を買収している。

戦後、旧小田急の関係者を中心に4社の復元運動が勃発。最終的には現在の東急・京王・小田急・京急に分離し、グループ内も再編された。

1953年には「多摩田園都市構想」が発表され、その交通機関として田園都市線の建設が行われた。1966年に溝の口〜長津田間を開業。溝の口〜大井町間の大井町線(1963年田園都市線に改称)と直通運行を行う。1969年には玉川線・砧線が廃止となり、代替となる新玉川線が1977年に開業すると、一部の列車が渋谷から田園都市線への直通を開始。1979年には全列車が新玉川線との直通となり、二子玉川園(現・二子玉川)〜大井町間は大井町線に変更された。田園都市線は1984年までに全通した。

東横線では1964年に日比谷線との直通を開始。1988年以降は南北線・三田線と目蒲線の直通運行のための改良工事、溝の口〜二子玉川間・田園調布〜日吉間の複々線化工事が行われる。これらは2000年代に順次完成し、輸送力増強、都心方面へのアクセス向上が図られた。

また、2004年には横浜高速鉄道みなとみらい線との直通を開始。併せて横浜〜桜木町間が廃止された。2013年には東横線と副都心線の直通を開始し、日比谷線との直通を終了。東横線では全車両の20m化と一部列車の10両化が図られた。

なお、2019年10月に鉄軌道事業を「東急電鉄株式会社」に分社化。従来の会社は9月に「東急株式会社」とそれぞれ商号が変更されている。

【Webサイト】

東急電鉄(https://www.tokyu.co.jp/

【掲載車両リスト】

★鉄道線車両
東京急行電鉄7600系
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東京急行電鉄7700系
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東京急行電鉄8000系
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東京急行電鉄8500系
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東京急行電鉄8590系
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東京急行電鉄9000系
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東京急行電鉄7000系
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東急電鉄2020系
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6020系
東京急行電鉄デヤ7200・デヤ7290
デヤ7200・7290
★軌道線車両
東京急行電鉄300系
300系