鹿島鉄道
全国鉄道図鑑
▲ 鹿島鉄道DD902形・キハ714形・キハ600形・キハ430形
石岡機関区(第1回「みんなでカシノリ」イベント公開)/2006.4.29
概要
鹿島鉄道は茨城県南部の石岡と太平洋に面した町鉾田を結ぶ全長27.2kmの路線です。沿線にはアサザや菜の花が見られるほか、霞ヶ浦が望めるなど自然豊かな場所を走っています。
鹿島鉄道は、旧鹿島参宮鉄道鉾田線として開業した路線。石岡側から路線建設が始まり、鉾田まで全通している。なお、鉾田の駅は当初石岡起点27.0km地点(現在パチンコ店がある裏手)に設置され、後に現在地点に200m延伸されている。
1944年3月27日、竜ヶ崎鉄道(現在の関東鉄道竜ヶ崎線)を吸収合併。石岡〜鉾田間を「鉾田線」、佐貫〜竜ヶ崎間を「竜ヶ崎線」と呼ぶようになる。
常総筑波鉄道(現在の関東鉄道常総線、筑波鉄道の前身)と鹿島参宮鉄道の間ではバス路線の競合などが起こったことから、1965年6月1日に両社が合併。関東鉄道の一因となった。
その後、環境の変化から経営の合理化を図るため、関東鉄道から筑波線(旧常総筑波鉄道筑波線)と鉾田線(鹿島参宮鉄道鉾田線)を分離。現在の鹿島鉄道はこの時に成立する。
2001年に航空自衛隊百里基地への交通ジェット燃料輸送が中止となり経営環境が悪化。2002年から関東鉄道や沿線自治体による5年間の補助を実施。しかし、収支改善が見込めないことやつくばエクスプレス開業による関東鉄道の経営不振により2006年春に廃止届けを提出、新会社設立による存続などを試みたものの成功せず、2007年3月末を持って廃止となった。
運行エリア
茨城県石岡市・小美玉市・鉾田市ほか
掲載形式リスト
■キハ430形 |
■KR-500形 |
■キハ600形 |
■キハ714形 |
■DD90形 |
■DD902形 |
■スム1000形 |