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【全国鉄道図鑑】長崎電気軌道201形・202形

長崎電気軌道202形(202号車)
▲ 長崎電気軌道202形(202号車) 原爆資料館/2019.4.2

【概要】

1950年長崎電気軌道初のボギー車として201・202形各5両が製造された。奇数号車は日立製作所製、偶数号車は日本車輌製造製で、形式もそれぞれ分けられている。

製造所の違いを除くと概ね同一仕様で、西鉄福岡市内線561形をベースとした前後扉タイプの車体となっている。また、初めて空気ブレーキを採用している。

ワンマン改造は1969〜1973年に、冷房改造は1987〜1988年に実施。冷房改造に合わせて車体の補強、張り上げ屋根化、行先表示器の自動・大型化が行われた。

2012年から老朽化による廃車がスタートしているが、主力車両のひとつとして運行されている。

【車輌一覧】※各車両の写真は車号のリンクからご覧ください。

●201形(日立製作所製)
車号製造年月廃車年月日備考
201 1950.2 <現存>  
203 <現存>  
205 2014.3.31  
207 <現存> ビール電車仕様
209 <現存>  
●202形(日本車輌製)
車号製造年月廃車年月日備考
202 1950.1 <現存>  
204 2013.3.31 花電車87形87号車に改造
206 2014.8.13 サントス市(ブラジル)へ譲渡
208 <現存>  
210 <現存>