【全国鉄道図鑑】高松琴平電鉄600形

▲ 高松琴平電鉄600形（603-604編成他/琴平線） 瓦町〜片原町間/2019.3.20

【概要】

長尾線・志度線向けに旧型車両を置き換えるために導入された形式。1998年から導入が始まった。

600形は元名古屋市交通局の東山線250形・700形・名城線1600形・1700形・1800形・1900形の各形式を改造している。導入に際し、冷房の取り付け、集電方法の変更（パンタグラフの設置、台車集電靴の撤去）、車高調整、昇圧改造（種車600V→1500V）、運転台の設置（元中間車に対して）などが行われた。

登場当初は白地にエメラルドグリーンと黒の帯をまいた新デザインで導入されたが、民事再生法による再生計画実施後にラインカラー制を導入したため、アイボリー＋下半分線区別色（琴平線：黄色、長尾線：青緑、志度線：赤）となった。

また、志度線増結用単車の置き換え用に、当初長尾線に導入した2連2本（4両）を改造。編成を分割し、運転台の向きを瓦町側に統一（半数を反転）、主電動機撤去や妻面間通路の封鎖などが行われた。

琴平線2連2本、長尾線2連2本、志度線2連6本と増結用4両が在籍している。

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