叡山電鉄
全国鉄道図鑑
▲ 叡山電鉄900系(903-904編成) 茶山・京都芸術大学〜一乗寺間/2024.5.28
運行エリア
京都府京都市
概要
京福電気鉄道が運行していた叡山線の分社化に伴い、1985年に設立。翌1986年に叡山本線・鞍馬線の譲渡を受けて運行を開始する。
前身は京都電燈で、1925年に出町柳〜八瀬(現・八瀬比叡山口)間が開業。また、1928〜1929年に鞍馬線に当たる区間が鞍馬電気鉄道によって開通する。1942年3月には京都電燈の鉄軌道部門の分離に伴い設立された京福電気鉄道に継承された(鞍馬電気鉄道は8月に合併)。
戦後は京都市電の乗り入れの実施(1949〜1955年)などが行われた一方、1970年ごろからは市バスが修学院付近に延伸されたことで利用者が低下し始め、1978年の京都市電全廃に伴いほかの鉄軌道線との連絡がなくなったことで利用者が大きく減少した。
叡山電鉄の分社化後も経営上厳しい状況が続いたものの、1989年に京阪鴨東線(京阪三条〜出町柳間)が開業したことで利用者が倍増する。一方で経営面では累積損失の解消のめどが立たないため、1991年に京阪電気鉄道へ株式の60%が売却された(2002年に100%子会社化)。
1990年代には増加した利用者も、1997年の京都市営地下鉄烏丸線の国際会館延伸に伴い利用者が再び減少。対策として1997年に900系展望電車「きらら」の導入やイベントの実施などが行われている。
Webサイト
叡山電鉄(https://eizandensha.co.jp/)
掲載形式リスト
■700系 (デオ710/720/730形) |
■800系 (デオ800/810形) |
■900系 |
■デト1000形 |