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叡山電鉄700系[デオ710・720・730形]


全国鉄道図鑑

叡山電鉄デオ710形・デオ720形(724・712号車)

▲ 叡山電鉄デオ710形・デオ720形(724・712号車) 元田中〜茶山・京都芸術大学間/2024.5.28

概要

1987年から導入された車両。分社化後の施策の一つとして、ワンマン化に対応した従来車両への更新を行うこととなった。

流用元の形式によって3つの形式に区分され、デオ710形はデナ21形の台車・主電動機を流用、デオ720形はデオ200形の台車・主電動機を流用。また、デオ730形はデオ300形の改造名義で製造され、主要機器は京阪1800系から流用している。

なお、デオ710形は1992年、デオ720形は2002〜2005年にそれぞれ吊り掛け駆動から中空軸並行カルダン駆動へ更新された(その後、2017年からはデオ710・730形を対象に台車・主電動機を京阪5000系の廃車発生品に交換)。また、登場時はアイボリー+マルーンだったカラーリングも、2005〜2011年にクリーム色をベースに車両ごとに異なる色帯を巻くデザインに変更された。

2018年にはデオ732号車が「観光列車『ひえい』」としてリニューアルを実施。楕円をモチーフとした前面や窓、車体は深緑色をベースとしたカラーリングとなった。続けて、2019年からはそのほかの車両でも順次リニューアルが開始され、車内のバリアフリー化や側窓の変更、外装デザインの変更などが行われた。

車両一覧(リンクをクリックすると車両別ページが開きます)

車輌番号製造年リニューアル年備考
711 1987 2023 新色:緑、更新色:深緑
712 2022 新色:赤、更新色:緑
721 (未更新) 新色:緑
722 2019 新色:赤、更新色:朱
723 1988 2020 新色:黄緑、更新色:青
724 (未更新) 新色:青
731 2024 新色:青、ノスタルジック731改
732 2018 新色:黄緑、観光列車「ひえい」