京阪電気鉄道60型
全国鉄道図鑑
▲ 京阪電気鉄道60型 寝屋川車庫(列車内から撮影)/2017.4.22
概要
1934年に導入された車両。京阪本線と京津線を直通運転するべく設計された連接車で、ホームの高さが異なる2路線に対応できるよう、2種類の客用扉が付けられている。
特急「びわこ号」として運行されたが、戦時体制への移行に伴い1940年に定期運行を中止。以降、戦時中は京阪本線で、戦後は京津線内を中心に使用された。臨時列車としての直通運転は1961年をもって終了となり、1970年までに廃車となった。電装品や台車は京阪本線向け700系(現1000系)に転用された。
最後まで使用された63号車が長期保管されたのち、1980年に復元されひらかたパークに保存されていたが、2000年以降は寝屋川車庫にて保存されている。