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JR西日本521系


全国鉄道図鑑

JR西日本521系0番台(G30編成)
▲ JR西日本521系0番台(G30編成) 北鯖江/2022.9.4

【概要】

2006年導入の交直流近郊型電車。223系をベースに設計され、2両編成を組む。車内は転換クロスシート。

1次車は2006年に5編成10両を導入。北陸本線長浜〜敦賀間・湖西線永原〜近江塩津間の直流電化開業に合わせて滋賀県・福井県が製造費用を負担し導入した。

2次車は30編成60両を導入。北陸本線で使用されていた419系などの置き換えを目的に導入。1次車からは手すりや吊り手の形状変更などが行われた。

3次車は21編成42両を導入。2次車に続いて北陸本線の体質改善のために導入された。225系同様の衝撃吸収構造を採用し、運転台形状が大きく変更された。

1〜3次車は北陸本線を中心に運行されているが、2・3次車の一部は北陸新幹線開業の際に経営分離されたIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道へ譲渡されている。

100番台は七尾線で使用されている415・413系の置き換えを目的に導入。3次車をベースに、側面窓形状の変更(225・227系に近いもの)、カラーリングの変更(茜色)、車載型ICOCAカードリーダーの搭載が行われる。2019年12月に製造され、2020年秋から運行を開始している。

【掲載車両リスト】

JR西日本521系0番台 1・2次車
0番台 1・2次車
JR西日本521系0番台 3次車
0番台 3次車
JR西日本521系100番台
100番台