近江鉄道

全国鉄道図鑑

▲ 近江鉄道700系（701編成）新八日市/2016.5.6

【運行エリア】

滋賀県彦根市・近江八幡市・東近江市・甲賀市・米原市ほか

【概要】

1896年設立。滋賀県下では最古の私鉄。関西鉄道（現関西本線）や東海道本線のルートから外れた湖東平野内陸部を縦断し、彦根と深川（現甲賀市甲南町）を結ぶ鉄道計画が持ち上がり、会社が設立された。1898年に彦根～愛知川間、1900年に愛知川～貴生川間が開業する。1914年には多賀線が開業。電化実施時に宇治川電気（電力会社、関西電力の前身）系列に入った時期もあったが、1943年に箱根土地（後のコクド）の経営傘下に入り、西武グループとなる。1944年には八日市鉄道を合併。

1980年代にはレールバス（LE10形）を投入するなどのコスト削減策を実施。その後も経営環境が悪化しており、沿線自治体の補助を受けているほか、2019年に地域公共交通活性化再生法に基づく法定協議会を設置。バス代替等との比較を行った結果、全線の存続が決定された。