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【全国鉄道図鑑】万葉線デ5010形

万葉線デ5010形(5022号車)
▲ 万葉線デ5010形(5022号車) 新吉久付近/2018.3.21

【概要】

1950年に製造された形式。富山地方鉄道富山〜高岡間、笹津線〜富山市内線の直通運転を行うために導入。

高床式で、5000形が触接制御に対して5010形では間接総括制御を採用。連結運行を行っていた。

1966年、富山新港開発に伴い射水線が分断され、当初14両が加越能鉄道へ移籍(1967年デ7070形の導入でうち8両が富山地方鉄道へ戻る)。1971年の伏木線廃止まで運行された。

伏木線廃止後は5022号車のみが除雪用として残り、主電動機の増強や凍結防止剤の散布ができるように改造され、2012年まで用いられた。その後、後継の除雪用車輌が導入され不要となり米島口の車庫にて留置されていたが、2018年10月より『TEKリトルパーク』(高岡市吉久)にて保存されている。


万葉線デ5010形(5022号車)
▲ 万葉線デ5010形(5022号車) 米島口/2015.10.24

万葉線デ5010形(5022号車)
▲ 万葉線デ5010形(5022号車) 新吉久付近/2018.3.21