阪堺電気軌道
全国鉄道図鑑
▲ 阪堺電気軌道モ161形(164号車) 住吉/2021.3.30
【運行エリア】
大阪府大阪市・堺市
【概要】
上町線は元をたどると、大阪馬車鉄道が1897年に天王寺西門前〜東天下茶屋間で運行を開始したのにさかのぼる。1907年から電化工事が始まったり、社名を「大阪電車鉄道」さらに「浪速電車軌道」と変更したものの、1909年に南海鉄道に吸収合併された。電車での運行開始は南海鉄道になってからの1910年10月。
阪堺線は初代阪堺電気軌道が母体となり、1911年に運行を開始、1912年に全通させている。また、平野線は阪南電気軌道が建設を進めていたものの、同社設立からわずか5ヶ月で阪堺電気軌道と合併、阪堺電軌の平野線として開業している。
この後、1915年南海鉄道と阪堺電軌は合併。また、1942年には陸上交通事業整備法の発令に伴い、関西急行鉄道と合併し近畿日本鉄道の一員となった。さらに1947年には近鉄から分離独立した南海電気鉄道となっている。
現在の路線網となったのは南海電鉄から分離された1980年。平野線の廃止と同時に現在の「阪堺電気軌道」となった。
2000年代に入ると、安全対策実施の費用の問題から我孫子道以南の廃止を検討、それに対して堺市では安全対策補助をはじめとした路線存続への対策を実施。同時に検討されていた堺市内を東西に結ぶLRTの計画と連動した存続策を検討していた。しかし、2009年に市長が交代しLRT建設計画が中止となる。2010年に堺市から10年間に50億円の支援策を行うことで合意した。その後は超低床車の導入などが実施されている。また、2016年には上町線住吉〜住吉公園間を廃止。2020年には恵美須町電停を100m移設している。
【Webサイト】
阪堺電車(https://www.hankai.co.jp/)
【掲載形式リスト】
■モ121形 |
■モ161形 |
■モ205形 |
■モ251形 |
■モ351形 |
■モ501形 |
■モ601形 |
■モ701形 |
■1001形 |
■1101形 |
■11形 |
●掲載車両一覧
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